理事長ご挨拶



近年、日本では「催眠術」の名称を、
催眠法、催眠、メンタル・・・等と云い、
「術」と云う用語を出来る限り省く傾向にある。
この傾向も分からないではない。
「催眠術」と云う用語には、何か怪しげであり、胡散臭さ、怖い、と云うイメージ、
要するに忍術や妖術と同類の様なニュアンスがあるからだ。
催眠を扱う人の中には「催眠は全て科学で解明出来る」と云う先生も居る。
しかし、私が長年催眠に携わり、多種多様な実験に立ち会う中には、
現在迄の科学では説明不可能な事態にぶつかる時がある。
又、催眠の技法にプラス何かが加わったとしか思えない技法により、
催眠誘導する場合もある。
これがまさしく「術」である。
「術」と云う用語には非常に深い意味があり、
誰にでもすぐに出来る事ではなく、
何年もそれに携わり研究し技法を磨いた結果自分の技となったもの、
それは「術」と云って良いのではないかと思う。
したがって「私は催眠術師です」と云えるには、
それ相当な技師でなくてはならない。
「 一般財団法人 日本催眠術協会 」は、ただ催眠が出来るというのではなく、
催眠の奥深い所を研究し追究して行く会にしたいと願う。

一般財団法人 日本催眠術協会
理事長

吉田かずお

●2009年1月13日イベントより音声収録(10分43秒/12.3MB/mp3)